なんでも好きなものを買ってあげる
「なんでも好きなものを買ってあげるよ」
この言葉をうのみにして何度はまったことか。
欲しいもの=母が気に入ったものになるのだ。
特に身の回りのもの、服やカバンなどはそうなることが多かった。
彼女が気に入らないと決して買ってはくれない。
そんな変な商品を選んではいないのにもかかわらずだ。
そして選ぶものが少ないと、これだけでいいの?と。
言うだけいっておいて自分の行動に矛盾していることに気が付いていないのが彼女の怖いところだ。
なので彼女に聞かれても、何もいらないと答える。欲しいというだけ無駄な気がするから。
そして今度は孫になんでも好きなもの買ってあげる♪と楽しみにしている母。
おそらく口のみで同じことを孫(息子)にもするのだろう。
思わず母にいってしまった。
「結局そういいながら、自分に都合の悪いものとかだったら買ってあげないんだよね?それって’’なんでも”ではないことない?無責任にものをいわないほうがいいよ」
痛いところを私につかれたのか母は苦笑していた。
大人はともかく、子どもは素直で正直だ。
むやみやたらにできないことを言わないほうがいいと思う。